家の声を聞くリフォームマイスターの誕生秘話1 ~祖父の残した技と心~

こんにちは!

家の声を聞くリフォームマイスターの大塚健太郎です

 

「今までそんなアドバイスをしてくれる業者さんはいなかった」
「なんでそんなに家の隅々まで気配りが出来るのか?」
とお客様からよく質問されます。


自分では普通の事で、特別何かをしているわけではない

「どの業者さんでも出来ると思うんですがねぇ…」
と答えていたのですが、いやまてよ実は他の工務店さんや設計士さんとは本当に何か違うのかもしれないそう思うようになって腑に落ちた事があります。そうだ私が家やマンションと向き合うとき、図面を見たり、外見を見たり、天井裏を覗いたりするときそうした行為は他に人には聞こえない『家の声』を聴いているんだ。

だって同じように建築を学び、同じように現場経験を積んでも体得するスキルは人によってまちまちです。
家の声に耳を傾けられるのは、特別な能力かもしれません。異世界アニメ風に言えばユニークスキルとかチート能力ですね。

このブログではそんな「家の声を聞くリフォームマイスター」が誕生するまでのエピソードを綴っていきます


エピソード1は「祖父の残した技と心」です

 

  

 

 「あんたのじいさんは、そりゃあ腕の良い大工だった」

 

リフォームの会社を立ち上げてから、年配の大工さんたちからこんな言葉をよく耳にするようになりました。

「色々教えてくれて、面倒見もよかったんだぜ」

と初対面の親方でさえ、祖父のことを讃えてくれるのです。孫として滅茶苦茶嬉しい瞬間です。

でも開業する前の私は、祖父の人徳や腕の良さを知りませんでした。6歳の時に他界した祖父の記憶は、いつも寝たきりで、孫が小遣いをせびりに行くと決まって50円をくれる、普通のお爺ちゃんでした。その50円で、私は毎日のようにゼンマイ仕掛けのプラモデルを買っていました。母はそんな私を見かねて、祖父にこう言いました。

「お義父さん、やたらとお小遣いをあげるのはやめてください」

「いいんだ。健太郎も馬鹿じゃないから、そのうち飽きるだろう。放っておけ」

同じようなプラモデルを何台も作っていた私を、祖父は辛抱強く温かい目で見守ってくれていました。

 

群馬から上京してきた祖父は、やがて営林署の仕事をするようになりました。目の効く祖父は、支給された丸太を余すことなく切り出し、柱、梁、垂木に加工しました。無駄なく製材された材料は、当然のように使い残りが出る。それを使って家を建てたと父は語ります。

玄関横に積んで乾燥中の材料を見て、「譲ってくれないか」と材木屋が尋ねてきたそうです。プロが欲しがるほど丁寧に加工された上質な材木だったのです。

 

 

「色々教えてくれて、面倒見もよかったんだぜ」

初対面の親方でさえ、祖父のことを讃えてくれるのです。

自分でリフォーム会社を開業して初めて、祖父が「人徳のある優秀な大工」だったことを知りました。

リフォームの仕事を通じて、祖父の技と心を受け継ぎ、お客様に喜んでいただける家作りを目指しています。祖父のように、技術だけでなく、人とのつながりを大切にするリフォーム会社を目指して、日々努力しています。

もし、あなたもリフォームを考えているなら、ぜひ私たちにお任せください。祖父の遺した技と心を込めて、家の声をしっかり聞いてあなたの希望を叶えます。

 

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